健康的な食生活や運動習慣を実践するようになってから、集中力や生産性が少しずつ向上しているのを感じている筆者です。
是非みんなに試してこのあふれ出る活力を実感して欲しい!と実践しやすいテクニックを調べていたんですが、健康的な習慣を身につけるのって他の習慣に比べてやや難しいみたい。そりゃ健康に興味がない人が突然野菜の消費をもっと増やせ!運動いっぱいしろ!なんて言われても…って感じですよね。笑
そこで今回は、「色々やりたい事はあるし習慣化したいけど、なんかやる気出ないんだよなぁ〜」対策にまずは片付けから始めてみては?という提案を。
片付けの鉄則:なぜ片付けるのか?を考えよう
結構見落としがちなんですが、ここが定まっていないと失敗します。以前の僕も見事にハマってました。
「散らかってきたなぁ〜、片付けるか。」
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物を移動させて、適当にゴミを捨てる
↓
体裁よく家具の位置を変えて、「よし、満足!」
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気分良く過ごせるのは2、3日でまたしばらくすると片付けを始める
こんなパターンに陥っていませんか?前回の記事でも書きましたが、集中力はスマホやテレビゲーム、戸棚のお菓子などが目に入る環境では十分に発揮されません。
まずはどういう目的で片付けるのか、自分がその空間に求める事は何なのかをハッキリさせましょう。見た目を良くしたいのか、集中出来るようにしたいのか、リラックスのための空間にしたいのかを考えずに始めると結局元に戻ります。僕自身何度も経験してきました。笑
例)僕は2DKの部屋に住んでいます。部屋ごとの目的はこんな感じ。
DK:料理を作る、健康を維持する
右の部屋:情報のインプット、アウトプット
左の部屋:リラックス、寝室
部屋数が限られている方は、1部屋の中でも仕切れば問題ないです。脳は作業と環境をセットにすると混乱せずにハイパフォーマンスで稼働してくれます。場所ごとに取れる行動は多くても3つ程度に絞るといいかと。
まずはいったん散らかった部屋から外へ出て、ペンとメモを持ってカフェにでも繰り出しましょう。自分の部屋をどうしたいのか、その目的は何なのかをコーヒーでも飲みながらゆっくり考えてみましょう。
捨てられないのは、物ではなく"記憶"
「分かってる。物が多いから集中出来ない事なんて。でも思い入れのあるものばっかりで捨てられないの。」
奥さん!良い方法、ありますよ!
ペンシルベニア大学の797人を対象にした不要品寄付に関する研究があります。寄付を募集する時に普通に呼びかけられたグループと写真を撮ってから寄付するように呼びかけられたグループに分けて両グループの寄付数を比較したところ、
普通に呼びかけたグループ…533アイテム
写真撮影を促したグループ…613アイテム
と、写真を撮影したグループの方が15%ほど多く不要品を寄付したのです。
物を捨てる時、誰もがその物にまつわるポジティブな感情を思い出すみたい。ただ、捨てられない人はその感情に必要以上に浸ってしまう事で物が捨てられなくなるのが原因としてあるそうです。写真を撮る事は物にまつわる記憶を保存出来る安心感を与えてくれるんでしょうね。
さらにバース大学の研究では、現在その物がいかに邪魔になってるかを考えるという方法も有効であると結論づけています。たとえば、
・古くなったPCが部屋の美観を損ねる
・置き場に困って邪魔だ
・このPC内に入ってるギャルゲがたまにプレイしたくなるのが無駄な誘惑になる
こんな感じで、捨てたい物を取っておくことで生じるデメリットを考えるだけで捨てやすくなるそうです。
思い出が原因で捨てられない対策としては、
1.思い出の品の写真を撮ってその物にまつわる記憶だけ保存する
2.捨てたい物が現在の自分の部屋の目的にいかにそぐわない物なのかを考える
この2つを軸に頑張ってみてください!誰しも経験があると思いますが、捨てさえすれば人って簡単に忘れまっせ?
まとめ
僕もハマっていた罠なんですが、「やる事が沢山あるのに面倒で動けないんだよなぁ〜。」と悶々とした日々を過ごしている方、多いのではないでしょうか?これ、やる事が沢山ある"のに"ではなく、やる事が沢山ある"から"面倒で動けないんです。自分の本当にやりたい事、そこまで重要じゃない事、やらなくても良い事の振り分けが出来てない状態が部屋に表れているんです。
目標が大方決まりさえすれば、あとはその為の部屋を作るだけ。そうする事で無駄な買い物も減り、散らからなくて済みます。何となく必要かな?みたいな購入動機がなくなるからです。
一度手放した物やいつかやりたい事はまた必要になったタイミングでもう一度手に入れれば良いじゃないですか。生産性を高めて頑張って取り返す!という意気で。何もこわいことはありません。
では、今回はこの辺で!
よかったら是非、試してみてください。