健康を訪ねて3,000REP

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ネガティブ思考は本当にやめるべき?【正しい対処法を紹介】

「気付くとネガティブ思考ばっかり巡って嫌になる…これってどうしたらいいの?やめ方とかあるの?」

 

今回はこんな疑問に答えていこうと思います。

 

この記事を読むと…

・ネガティブ思考との正しい付き合い方がわかる

・ネガティブ思考が自然に減る方法がわかる

 

ではさっそく始めていきましょう!

 

 

ネガティブ思考は本当にやめるべき?答えはNOです。

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結論から言うと、ネガティブ思考はやめようとするのは得策ではありません。理由はいくつかあるので、順を追って説明していきますね。

基本的に、人間はポジティブな出来事よりもネガティブな出来事の方に強く反応します。フロリダ大学のロイ・バウマイスター教授の研究では、

 

・結婚における性生活が順調なことは満足度を約20%上げるが、上手くいっていない場合は50%〜75%下げる

・子供に友達になりたくない子の特徴を聞くと短所について話すが、友達になりたい子の特徴を聞くと長所についてあまり触れない

 

このような傾向が確認されています。人間が種を存続させる為にはポジティブな思考よりも、

「あそこの茂みには猛獣がいるかも…」

「この葉っぱには毒があるかも…」

といったネガティブな思考が圧倒的に役に立ってきた。現代の安全性の高い社会は人間史上ごくわずかな期間であり、脳はまだそれに順応していない。つまり、人間は元来ネガティブ思考がはかどるように出来ていて、安全な現代社会でもそれは同じというわけです。

 

 

 

ネガティブ思考には様々なメリットがある

「えぇっ…じゃあネガティブ思考から抜け出すのは一生無理なの…?」と、これだけ聞くとネガティブな僕らはこう思います。しかし、ネガティブな思考や感情には現代にも通用する様々なメリットがあります。

 

例えば、不安な気持ちには人を分析的にさせて、今現在の状況に意識を集中させる作用があり、すべてに細心の注意を払う事で失敗率を下げる効果があります。また悲しみには、現実的に物事を見て理想とのギャップを正しく判断する能力を高める作用があったり。重要なのは、ネガティブ思考を無闇に押さえつけようとせずに冷静にメリットを見つめて引き出す事です。

 

事実、思考や感情を無理に押さえつけようとしたり無理やり笑ってポジティブを引き出そうとするほど、ネガティブ思考は増幅します(皮肉過程理論)。人は絶対に心配事を考えるなよ!と言われるほど心配事で頭が一杯になる生き物なんです。笑

 

 

ネガティブ思考は欠点ではなく性質だ

そもそも、作為的なポジティブ思考に支配されるのも考えものだと思いませんか?確かに良い気分で毎日を過ごせるのは魅力的ですが、自分の現状や将来のリスクについて考える時間は大幅に減ります。

 

現状の危うさや自分の弱点についてのネガティブ思考は、少なくとも問題点を浮き彫りにしてくれます。「このままじゃいけない…」という気持ちが自然に湧き上がってくるからこそ、対策が取れます。そう言った意味では、楽観的でリスクを恐れない性格の人が一概に良いとは言えないですよね。

 

 

ポジティブもネガティブもあくまで性質でありツールであり、どう捉えるかも、活かすも殺すも自分の裁量1つで変わってきます。どちらにも善し悪しがあって、着目すべきは上手な向き合い方ということ。

 

 

という事で、ここからはネガティブ思考を適切に利用するための方法を紹介していきます!

 

 

 

ネガティブ思考の正しい使い方

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1.体調を整えて健常なメンタルを作る

まず前提として、心の病を患ってしまっている人はそちらを治すことが先決です。また、慢性的な不摂生や栄養不足、肥満やストレス過多な状況にいる人も健康的な生活を心がけることでメンタル面の問題がキレイさっぱり解消することも。

 

コンビニ弁当やファストフードばかり食べているような人は、まずそちらを改善することを優先すべきだと思います。「以前はもっと前向きだったのに、最近やけにネガティブになっちゃったんだよなぁ…」なんて方はセロトニンドーパミンなどの神経伝達物質を増やすことですんなり解決するかも。どこまでいっても思考や感情を作り出してるのは身体ですからね。

 

 

2.ネガティブ思考で見つけた問題に注意を向ける

過去の自分もそうだったんですが、ネガティブ思考のループに苦しむ人って、嘆きの時間が長すぎるのが問題の一つだと思います。

 

前述のとおりネガティブ思考の良い所は問題を分析的に考えられる点ですが、問題が分かった後にそれを嘆く時間が長いと無駄に落ち込みます。「自分は本当に小さいミスが多いな」という問題が分かったら、速やかに「じゃあ、どうすればミスを減らせるのか」という具体的な対策に注意を向けましょう。

 

解決方法に注意を向ければ、自然と好ましく無い自分から目を逸らせる上、そちらに集中する事で最終的な問題解決にもつながります。先程ネガティブ思考を押さえつけると逆効果と述べましたが、押さえつけずに注意の対象を逸らすのは、ネガティブ思考を減らすのに効果的な方法です。

 

 

 

3.他人と自分を同じ尺度で比較しない

SNSが普及してから他人と比較して病む問題は特に深刻になっているようですが、この項目は本当に注意して下さい。これは辛抱強く意識し続けなければならない難しい問題だということは重々承知の上で、あえて最後に付け加えておきます。

 

他人と自分を比較するのはナンセンスである事を何かにつけて思い出して下さい。なぜならあなたと私は全く別物だから。他人との比較は、芝刈り機と精米機のどちらが機械として優れているかを考える位に見当違いです。同じ種族とはいえ、人間一人ひとりの性質は全く違うし、得意不得意も全く違います。比べる対象として適切なのは、過去の自分のみです。

 

自分の苦手な事や改善したい事にだけネガティブ思考を活用して問題点を分析し、少しずつ改善していくのが健全で正しいネガティブ思考の使い方だと僕は思います。他人と比べて劣っている所を嘆くのではなく、どうすれば自分のパラメータを上げられるかを悩みましょう。

 

 

まとめ

・ネガティブ思考は潰すべき欠点ではなく、使い方を知って活用する"ツール"だ!

・ネガティブ思考で自分の弱点を分析して問題解決に注意を向ければ、自然とネガティブループを断ち切れるぞ!

・他人と自分は全く別物だから、ネガティブ思考は常に自分を見つめる際に活用しよう!

 

 

僕も肌が弱かったり、粘り強さが無かったり、先延ばし癖があったりと弱点だらけです。笑

でも、これらの弱点を冷静に見つめられるのも、改善する計画を立てられるのもネガティブ思考が働いてくれるからだと思うと、中々良いもんですよ。この記事を読んで、少しでもネガティブ思考に対する見方が変われば幸いです。今回はこの辺で!