「ストレスが溜まってイライラする…これって身体にどんな影響があるんだろう…?」
今回はそんな疑問にお答えします。
本記事を読むと…
1.ストレスの影響を理解できる
2.ストレス解消法などの対策が取れるようになる
では、早速行ってみましょう!
ストレスは身体に悪影響なのか?
さて、皆さんはストレスについてどういった印象をお持ちでしょうか?なるべく避けるべき悪い物として考えていないでしょうか?
確かに、ストレスホルモンの代表格であるコルチゾールが多い状態が続くと、
・内臓脂肪が増えたり
・免疫力が下がって体調を崩しがちになったり
・糖尿病や心臓病のリスクを高めたり
・老化を促進したり
といった様々なデメリットがあります。
これを聞くと、「コルチゾールやば!減らさなきゃ!」と思ってしまいますが、これはあくまでコルチゾールレベルの高止まりが問題。コルチゾールは本来、朝の活動をスタートするエネルギーになったり、トラブルや危険を目の前にした時に即座に回避するか戦うかするためのエネルギーを瞬時に作り出すような働きがあります。
ストレスの全く無い人は喜びも無い
じゃあ、ストレスの元を徹底的に排除すれば良いのか?半分正解ですが、半分間違いです。ストレスには取るべきストレスと減らすべきストレスがあります。
違いの見分け方は簡単で、そのストレスは自分がコントロール出来るものかどうか、という基準です。
例えば、あなたが趣味で絵を描き始めたとします。最初は楽しく描いて満足感を得られるでしょうが、どうせやるからには上達したい。この時、絵の練習はある時点で一種の不快感としてあなたにストレスを与えます。この不快感こそ、取るべきストレスです。自ら選んだ分野でコンフォートゾーンから一歩足を踏み出した事によるストレスは、あなたを確実に成長させます。
このストレスと、自分で選んだ以外の物事から受けるストレスを混同してしまうと、イージーだけど何か物足りなく、達成感のないだらだらとした毎日を過ごす事になるわけです。かつての私のように。笑
効果的なストレス解消法
とはいえ、今現在の環境下ではどうしても避けられないストレスに晒され続けている人は多いはずだし、自分が選んだストレスも取り過ぎるとつぶされてしまいます。ここからは、科学のお墨付きを得ている正しいストレス解消法をいくつかご紹介しますね。
1.ストレスに対する考え方を変える
初っ端からちょっと変わった物を。これはストレス解消というより、ストレスの悪影響を減らし、メリットのみを引き出すテクニックです。3万人のアメリカ人を8年間追跡調査した研究では、強いストレスを感じた時、それが健康に害を及ぼすと考えてた人のみ、その出来事から向こう1年間の死亡リスクが43%も上がっていたんだそう。
ストレスを感じる時は誰しも心拍数が上がり発汗しますが、「これは目の前のストレスに上手く対処出来るように身体がエネルギーを作り出してるサインだな」とポジティブに捉えている人の血管は収縮せず拡がったままだったみたいです。思考と身体って繋がってるんだなぁとしみじみ思うような研究ですよね。
2.自然の中を散歩する
いわゆるグリーンエクササイズというやつ。様々な年齢の男女1,252人のデータを調べたメタ分析によると、1日5分から効果が現れるという凄まじい結果が出たみたいです。ちょっとした自然公園や街路樹が植えられた道路などでも十分効果が出るみたいなのでおすすめ。
3.運動全般
1回30分の運動を週に2回するだけで、短期的なストレス解消になるだけでなく、長期的にストレスに強い身体になるのが運動のすごいところ。筋トレでもウォーキングでも、習慣化出来そうなものをとりあえず続けてみるのが吉。アメリカ心理学会が提唱する効果的なストレス解消法の筆頭に挙げられています。
4.読書
読書をすると、新たな知識が身につく上にストレスが68%もカットされるみたい。研究では1日30分が推奨されているとの事。これまたアメリカ心理学会のお墨付きです。
5.テンポのゆったりとした音楽
これもアメリカ心理学会のおすすめするストレス解消法の一つ。選曲は好みでOKですが、テンポのゆったりとしたクラシックなどがよろしいかと。
まとめ
・確かに慢性的なストレスは身体に害を及ぼすけど、自ら選んだストレスは無闇に減らそうとしないほうがいい!
・身の周りから受けるストレスが大きいなら、効果の大きいストレス解消法を習慣化してデメリットを減らそう!
ストレスが悪者として扱われがちな昨今ですが、適切な対応によって強力な味方にもなってくれるのがストレスです。よかったら参考にしてみて下さい。