「健康的な食生活をすると決めたのは良いんだけど、何から手をつければいいの?情報が溢れててよく分からん!」
今日はこんな悩みを解決していこうと思います。
この記事を読むと…
・健康的な食生活を送る際に重要なポイントが理解できる
・日々の食事を決定する基準が出来る
では、さっそく始めていきましょう!
健康的な食生活を送る際のポイントは、加工食品を減らす事です。
加工食品は、身体に悪い。これはもはや周知の事実であり、常識です。しかし、何故悪いのかがいまいち分からないし、めっちゃ美味しいから何となく食べてしまっている方はたくさんいるかと思います。詳細は以前書いた記事で述べていますが、加工食品は
・過食を引き起こすため、肥満の原因になる
・体内の炎症やアレルギーを促進する
・カロリーに対する栄養価がかなり低く、特にビタミンミネラルや食物繊維などの微量栄養素が少ない
・脂質と糖質、塩分で脳をハックし、人間を中毒状態に陥れる
このようなデメリットがあります。しかも、これは加工食品のデメリットの一部に過ぎません。にもかかわらず、加工食品を減らす方向に視点がなかなか向かないのは何故でしょうか?
多くの人が、摂るべき栄養素に着目し過ぎている
「ビタミンCは抗酸化作用があってお肌にも良いんだよ〜!」
「ビタミンEにも活性酸素を除去する効果があって老化を防いでくれるよ!」
「マグネシウムは血管年齢を若返らせるし睡眠の質も上がるよ!」
このように、摂るべき栄養素に着目する事も確かに有効ではあります。しかし、これらの栄養素を意識して摂っている人が、一方で菓子パンやケーキ、ハンバーガーやチョコレートを空腹を結構な頻度で食べている事も少なくないと思うんですよね。
僕も健康を意識し始めた時はそうでした。プロビタミンCが多いからローズヒップティーを飲む一方でポテトチップスを食べてたり…笑
これらの微量栄養素って、大半は普通に食材から作る料理を食べていれば必要量は確保できる上、大量に摂っても余剰分は普通に排出されてしまう事が多いです。加工食品で食事を済ませる回数を減らした方が効率的かつバランス良く栄養素を摂れるケースの方が圧倒的に多いのは容易に予想がつきますよね。
美味すぎる食べ物も、特定の栄養素に着目するのも"ビジネス"になる
これだけ分かり切っている事がなぜ、健康的な食生活を実践する上で優先的に対処されにくいのか?もちろん加工食品を辞めるのは容易ではないという理由もありますが、消費者が微量栄養素に着目して様々なサプリを買う方が、美味しい加工食品にハマった方がお金になるからというのも大きな理由の1つかなと僕は考えています。
スーパーなどで売っている肉や魚、野菜類や豆類などをそれなりにバランス良く、最低限の調味料で味付けして食べていれば、基本的に何かしらの栄養が健康に影響のあるレベルで不足する事も、内臓脂肪が蓄積されるほど食べ過ぎることもほとんどありません。しかしこの当然の事実が覆い隠されてしまうほど、健康ビジネスの広告や加工食品の誘惑は世に溢れかえっています。
人間には、目に入る回数が多い情報やすぐに思い出す事の出来る情報が重要であると感じてしまう思考の偏り(バイアス)があります。インターネットの広告などで散見される「激痩せサプリ」などと言う、冷静に考えれば馬鹿らしくなるような眉唾物も接触回数が増えれば信憑性も勝手に高まってしまうなんて事が往々にしてあるのです。
ただし、ここで注意して欲しいのは、「企業が発信している情報は全て陰謀があり僕らを騙そうとしている!」訳では無いということ。笑
消費者には選択の自由があります。正しい情報とそうでない情報を正確に見極める知恵を持って、自分の食生活を少しずつ理想的なものにデザインしていきましょう。
優先的に減らした方がいい加工食品を紹介
ここまで健康的な食生活を送る際の大前提を解説してきましたが、いきなり加工食品を一切食べずに生活するのはハードルが高過ぎます。ここからは、身体への悪影響が強い「特に避けるべき加工食品」をいくつかご紹介していこうと思います。
1.ハンバーガー、フライドポテト、ラーメンなどのジャンクフード
これらのジャンクフードは、脂肪+糖+塩という脳を最高潮に興奮させる要素が全て揃っていて、味覚を刺激するベストな配分で僕らを中毒に陥れます。癌のリスクを上げるやら早死にのリスクを上げるやら様々ありますが、異様に美味しく感じるというのが一番の悪い所。笑
したがって完全に断つのはかなり難しいですが、意識して減らす事をオススメします。
2.ハム、ソーセージ、ベーコン、サラミなどの加工肉
・加工肉を沢山食べると心疾患リスクが42%、糖尿病のリスクが19%上がる
・加工肉のニトロソアミンにはかなりの発ガン性が確認されている
・保存料が身体に悪さをしたり、加工の段階でAGEsという老化やガンの原因になる物質が増える
これらの理由から、加工肉もなるべく避けた方が良さそう。肉を食べる際は、出来るだけ生肉を調理して食べましょう。
3.マーガリン、ショートニング、キャノーラ油など、トランス脂肪酸が含まれるもの
トランス脂肪酸は、脂質が含まれる加工食品に広く使われている成分。肥満の原因になったり、体内の炎症レベルを上げたり、悪玉コレステロールを増やしたりといった悪影響が。
また、加工の段階で加熱され、酸化レベルが高くなるサラダ油なんかも極力使わないのが吉。調理油には、オリーブオイルやココナッツオイル、ギーあたりを代用すると良いと思います。
まとめ
・健康的な食生活の大枠は加工食品を減らして食材から作る料理を食べること!
・特に優先すべき加工度の高い食品を少しずつ減らして行こう!
加工食品を段階的に減らしていけば、脳のセットポイントも味覚もリセットされ、自然な風味や甘味で満足できるようになっていきます。是非お試しください!