健康を訪ねて3,000REP

健康に関する情報や筋トレの実践日記をメインに書いていこうと思います!

眠れない、疲れが取れないに永遠の別れを!睡眠の質を高める3つの方法

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朝も夜も暑い日が続きますね…熱帯夜で睡眠の質が気になるところなので今回は睡眠に関する記事を1つ。

 

日々のストレス対策や生活の質を上げる際に、睡眠は意外と軽視されがちなトピックである気がしています。例えば、「俺1日6時間睡眠で完全に回復するんだよねー」というような人、結構いますよね?実はそれ、完全に回復できていないパターンが多いようです。

 

被験者を3つのグループに分けた実験を1つご紹介します。睡眠時間をそれぞれ、

・3〜5時間

・5〜7時間以下

・7〜8時間

の状態で2、3日過ごした後、注意力のテストを行うと、7〜8時間グループは反応に問題がありません。面白いのは3〜5時間グループは反応が遅くなりその自覚がある一方、5〜7時間以下グループは反応が遅くなっているにも関わらず自覚がなかったようです。睡眠不足のダメージは、少しずつ自覚出来ないレベルで僕たちの身体に溜まってしまっている可能性があるんですね。

 

それを裏付けるような睡眠不足のデメリットは研究により様々確認されていて、

・寿命が縮む!(24万人の女性を対象にした研究では、平均の睡眠時間が6時間を下回る女性は身体の炎症レベルが上がり、乳がんと心疾患のリスクがかなり上がっていた)

・太りやすくなる!(500人の男女を13年間追跡調査した2004年の研究によると、睡眠時間が7時間を下回る人は8時間睡眠の人の8倍太りやすい身体になっていた)

・仕事が出来ない人間に!(プリンストン大学の研究によると、睡眠不足の人は仕事のプレッシャーに弱くなり、幸福感も下がる。そのほか不誠実になり、仕事中にネットサーフィンをしたりしやすくなるという研究もあり)

・誘惑に弱くなる!(2011年デューク大学の研究では、睡眠不足により経済感覚にも狂いが生じ、ギャンブルやリスクの高いものに手を出しやすくなるという結果が出ている)

 

と、あらゆる面で悪い影響が出まくるみたいです。

 

 

ただ睡眠の難しい点は、人によって最適な睡眠時間が違うところ。まずは睡眠の質を出来るだけ高めた上で、一番眠気がなく調子の良い状態でいられる睡眠時間を探していくというのがベストかなと。

 

そこで今回は、睡眠の質を確実に上げるテクニックをご紹介していきます。

 

 

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1.日中はブルーライト、太陽光を浴び、夜は照明を暗くしてブルーライトを極力カット

なぜ光の調節で眠りの質が上がるのか?それはメラトニンという体内時計を調節し、自然な眠気を促してくれるホルモンが正しく分泌されるからです。このメラトニン、寝る前のブルーライトや夜の照明によって分泌が減ってしまいます。

自然界のブルーライトは太陽光のみです。本来夜には全く浴びることのない光なので、人間の歴史から言えば本当にごく最近現れた夜間のブルーライトは、身体が混乱する原因になるんでしょうね。

またブルーライトでなくとも、夜に1000ルクス(オフィスの照明くらいの明るさ)の白色蛍光灯の下で1時間過ごすだけで、メラトニンの量が半減する!という研究もあります。ちなみに月明かりが0.1ルクス。寝る前の光量調節はもちろん、寝る際の光量が5ルクス(豆電球が9ルクス)以上になると睡眠の質が下がるみたいなので、寝室から余計な光源を一切取り払うこともオススメします。

また、寝る2時間前くらいから照明を暖色(黄色、オレンジ、赤等)に変え、出来る限り明るさを落とすのが良いかと。

 

 

一方、日中は適度に太陽光(ブルーライト)を浴びましょう。睡眠の話になるとブルーライトそのものが悪!という印象を受けがちですが、問題は浴びるタイミングなのです。日中にブルーライトを充分浴びることで体内時計も調整され、メラトニンの分泌量もタイミングも整います。

 

以上の話を踏まえたうえで、光に関する具体的な対策をまとめると、

・日中は太陽光や電子機器のブルーライトを適度に浴びる

・寝る2〜3時間前から照明を暗くし、出来ればスマートライト等で暖色に切り替える

・寝る前にスマホをいじるのをやめ、寝室は真っ暗にして寝る

この辺りを実践すれば、かなり質があがるはずです。僕も夜にスマホを使うのを抑え、照明を2時間前にオレンジ色にして明度を落とすようにしたところかなり入眠速度が早くなりましたねぇ。

 

 

 

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2.メラトニンのサプリを飲む

これが一番手っ取り早く睡眠の質を高められる方法ですかね、身も蓋もないですが。笑

メラトニンはホルモン剤の一種なので副作用を気にされる方もいるかと思いますが、安全性を裏付ける研究例が多いサプリでして、

・791人の男女にメラトニン1日2mgを半年飲んでもらう→副作用なし

・44人の子供に1日5mgを3.8年飲んでもらう→副作用なし

・1回に500mg(!?)を飲んでもらう→副作用なし

ってな感じでかなり安全性は高めです。しかもすごいのが、耐性(飲み続ける事で効果が薄れること)もないというのが様々な研究で証明されてるみたい。

 

注意して欲しいのが、前述の通りメラトニンは体内時計の調整が主な働き。睡眠時間の乱れや夜のブルーライト等が原因の睡眠不足には効きますが、ストレス性のものや夜のカフェインによる睡眠の質の低下には効かない点。ストレス対策やカフェインのコントロールはしっかり行いましょう。

 

僕は寝る30分〜1時間前にナイトレストという見出し画像の商品を飲んでいます。一錠あたり5mgのメラトニンの他にストレスリリース系のハーブやマグネシウムがブレンドされていて、かなり入眠が早くなり、夜中に何度も目が覚めることが無くなりました。

 

 

 

 

 


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3.日中の運動量を増やす

はい来ました〜健康の万能薬、運動です!

基本的な負荷と量に関しては、2011年にミシシッピ大学が行った研究を参考にすれば間違いないかと。2,600人の男女の運動と睡眠の関係を調べたところ、

・週150分の運動で睡眠の質が65%改善!

・日中の疲労感、眠気も65%改善!

・日中の集中力が45%アップ!

・軽いジョギングやウォーキング程度の負荷でOK!

という事が分かったそう。注意点としては、

・1日合計運動時間が30分以下だと効果がない

・寝る前3時間以内の運動は逆効果

といったところです。ひとまず1日合計30分の軽い運動を日中に週5回ほどすればOK。これだけで上記の効果が得られるのはすごいですよね…!

 

俺は筋トレやHIITだけで行きたいんだ!って方は週に75分の高負荷な運動で充分睡眠の質は高まるみたい。40分の筋トレを週2回程度で睡眠対策という点では充分なんですね。

 

運動はストレスリリースの方法としても最強で、アメリカ心理学会(APA)のストレス解消に関する調査でも、エクササイズが最強と位置づけられています。運動習慣のない方は、まず歩く量を増やす事から意識してみましょう。

 

 

 

 

まとめ

以上の話を踏まえると、睡眠の質を高める大まかな手順は、体内時計を光の調節とサプリによるメラトニン増加で整え、ストレス対策を運動中心に行なっていくという感じになります。

 

入眠が早くなって夜中に目が覚めないってこんなに素晴らしい事なのか…!という感覚を、ぜひ皆さんにも味わってもらいたいです。それではまた!