健康を訪ねて3,000REP

健康に関する情報や筋トレの実践日記をメインに書いていこうと思います!

練習しても上達しない!方へ送る正しい努力の方法【不快感の受容】

 

「練習を続けているのに上達しなくなってきた…どうすれば練習の効果をあげられるの?」

 

今回はこんな疑問にお答えします。

 

 

この記事を読むと…

・上達が頭打ちになる理由が分かる

・効果的な練習に必要な要素が理解できる

・モチベーションアップの方法が分かる

 

それでは、はじめていきます!

 

 

効果的な練習には不快感が付きものだ!

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何かを努力して上達する際、必ず不快感をともないます。例えば、楽器なら「あぁ、指が痛いしうまく手が動かないなぁ…」という段階があるものです。始めたばかりの頃は上達も分かりやすく、新鮮さが練習を続けるモチベーションになります。しかし、ある程度弾けるようになってくると、自分の得意な曲を弾く事=練習という認識になってしまうケースが。

この漫然とした練習は楽しく、不快感がありません。しかし、自分が出来る事をなぞっているだけなので、上達もしない。これが停滞の最たる理由です。じゃあ、どうすれば良いのか?それを紹介していきますね。

 

 

 

1:練習の目標を1日単位ではっきりと定義する

上達に繋がる練習には、その日ごとの目標が欠かせません。「うまくなりたいから、ギターを2時間弾こう!」これでは、漫然とした練習になってしまいます。

 

自分が上手く弾くには、リズムのよれを直す必要がある

メトロノームに合わせて練習するのが良いかな?

今日の目標は、BPM60で3回完璧に弾き切る!にしようかな

 

こんな感じで、目標を出来れば数値化して、一回の練習単位まで落とし込む事が重要です。漠然とした目標を、現実的で具体的な改善目標に変えてみましょう。

 

 

2:練習の結果が見えるような工夫をする

自分の改善点を理解し、具体的な目標を決めたら、それが達成出来ているのかが把握できるようにしなければなりません。

1番手っ取り早いのが、コーチなどをつけて逐一確認してもらう事ですが、独学の場合はそうはいきません。練習に集中しながらも、「自分はどこでつまずいて、どこで迷いが生じるのか。どんな動作で、どんな段取りを踏んでいるのか。」等のプロセスを意識すると、自分の改善すべきポイントが向上または停滞しているかが分かってきます。

オススメは、練習前と練習後の違いを動画に撮って確認する事。練習中の確認は主観的なものですが、動画を見直す事で客観的な視点から改善点を見つめ直す事が出来ます。

 

 

3:居心地の良い領域から一歩踏み出し続ける

最初の話に通ずるところがありますが、自分にとって簡単で、不快感なく実行できる動作を何回繰り返しても、成長はありません。効果的な練習は、楽をしすぎないような設計になっている事が必須です。

よく、練習の合計時間に着目している人がいますが、居心地の良い領域から出ずに1万時間練習した所で、間違いなく進歩はありません。0から何かを始めた時の事をよく思い出してみて下さい。必ずどこかに苦痛や不快感を覚えたタイミングがあるはずです。

上達を続けるには、練習の度に居心地の良い領域から一歩踏み出す事が大切です。注意して欲しいのは、"一歩"踏み出せば良いという事。居心地の良い領域から遠く離れてしまえば、耐えきれない負荷が生じて、練習自体やめてしまうでしょう。筋トレ未経験者に100kgのバーベルを渡したら、潰れてしまうのと同じです。

練習は、不快感や苦痛を少しだけ受け入れながら集中して行う事が最も重要であると言えるでしょう。

 

 

これまで上達を続ける練習の仕方を紹介してきました。このような練習って結構キツくて、続けるのが辛い…という事もあると思うので、ここからはモチベーションアップのテクニックを紹介していきます!

 

 

 

練習のモチベーションを上げる方法

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効果的な練習は、ストレスになります。というのも、僕らの身体がスポーツなり楽器なりの動作を向上させるのは、ストレスによる応答だからです。その動作がストレスフリーであるならば、脳の神経回路が組み変わる(動作がスムーズになる)事も筋肉が発達する事もありません。

よって、長期的に能力を伸ばす為にはモチベーションの管理も戦略的に行う必要があるわけです。

 

記録によって進捗の感覚を得る

人間は、自分にとって重要なプロジェクトが前に進んでいる感覚に最も強いモチベーションを感じる事が、ハーバードビジネススクール教授であるテレサ・アマービル氏の35年に渡る研究によって判明しています。この「進捗の感覚」のモチベーションアップ効果は、「目標」、「報酬」、「対人関係のサポート」など、他のどの要素よりも大きかったそう。

 

よって、練習して上達していく過程を、出来る限り進捗の感覚が得られるような形で記録する事が重要です。

 

数字を追うサッカーのリフティングやバスケのシュート練習なら記録の方法は簡単で、何回中何回上手くいったかを毎日メモして壁に貼っていつでも見れるようにしておく等が考えられます。

 

ピアノの演奏を滑らかにする等の数値化が難しいものは、具体的な数値を追えるような工夫が必要です。例えば、メトロノームのテンポを決める重りを下げていく過程を記録するとか。

 

とにかくどの分野でも、数値化して毎日追いかけられる指標を作りましょう。この進捗の感覚はとても強力なモチベーション戦略で、僕もこれを始めてから様々な努力が続くようになりましたね。

 

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こんな感じで、30日単位で目標を決めて、達成した日にちを青で塗りつぶす事で進捗の感覚を得ています。青が繋がっていけばいくほど、途中で辞めるのがもったいなく感じられてオススメです。

 

 

まとめ

・効果的な練習には、苦痛と不快感が付きもの!

・練習ごとに数値化された明確な目標を持ち、集中して居心地の良い領域から一歩踏み出す努力をして、最初と最後を録画して動作をチェックして振り返る!

・モチベーションを維持するには、毎日数字を追いかけられるような記録をして進捗の感覚を得る事!

 

 

最初のうちにこれを一気にやろうとすると、ストレスが大きすぎるかもしれません。優先すべきはとにかく、自分にとって丁度良い負荷をかけ続ける事。これさえ分かってしまえば、どんな能力を伸ばす際にも効率の良い努力ができるようになります。様々な練習や努力を通じて、自分にとって最適な負荷を見極めて、成長のバロメーターにしていきましょう!