すっきりしない天気が続きますね…気温的には割と過ごしやすくなってきて夏の終わりのノスタルジーを禁じ得ない筆者です。この時期になると夏影のピアノを練習していた学生時代を思い出しますなぁ。
さて、暦の上では運動の秋に突入したということで、今回から数記事に渡り運動に関する情報をがっつりまとめようと思っている次第。
運動習慣のない方は、「なんか敷居が高くてやる気しない…筋トレとかランニングとかハードなメニューじゃないと意味ないんでしょ?」と思っている方も多いかと。そんな方に希望の持てる記事を1つ。ウォーキングをするだけでエクササイズのメリットの大半を享受できるという事実をお伝えします。
ウォーキングの素晴らしき健康効果:身体を健やかに保つにはとにかく歩こう
ウォーキングだけではそんなに変わんないんじゃ?と思っている方がかなり多いのではないでしょうか。僕も調べる前までは「ウォーキング?負荷が足らん!いいからウェイトトレーニングだ!!」と思っていました。笑
2011年に台湾で行われた大規模な研究(1996年〜2008年まで、41万人の健康データを調べた超気合いの入ったものとなっております)では、1日15分のウォーキングだけで心疾患や糖尿病のリスクが大幅に減る!と結論付けています。
また2015年にイギリスの研究者が1,843人のデータを調べ上げたメタ分析では、日常的な歩数が多い人ほど体脂肪、コレステロールの値が低く、メンタルが強く脳機能も高いという結果に。
同じく2015年、ケンブリッジ大学の研究では、1日20分の早歩きで早期死亡リスクが16%〜30%下がるとのこと。
調べていて驚いたのが、かなりの短時間でも効果が認められている点です。しかも運動強度もウォーキングなので誰でも出来るレベル。
逆に、座りすぎによる健康へのデメリットは結構ヤバいです。2009年アメリカで行われた調査によると、1日に座っている時間が6時間を超えると早期死亡率が40%アップし、テレビをソファなどで見る時間が3時間を超えると心疾患リスクが64%もアップするそう。デスクワークの方はどうすりゃいいんだよ!って気持ちになりますね。
安心して下さい。2016年にケンブリッジ大学が100万人分のデータを集めて座り時間(デスクワークのほか、ドライブ、テレビの時間も含む)と健康被害の関係を調べ上げた素晴らしい研究があります。それによれば、座り時間が1日4時間を超えたあたりから早期死亡リスクが高まっていくが、20〜30分の早歩きレベルの負荷のエクササイズでおおよそのダメージをカット出来るという結果が出ています。研究チームが算出した理想の運動時間は60〜75分で、長時間座る事の早期死亡リスクを59%カット出来るとのこと。
「ウォーキングが体に良いのは分かったけど、歩くのだけに時間を割くのも億劫なんだよな…」という方は日常の中で立って出来る作業を探してみるのがいいかと。
僕の場合読書とブログを書く際は座らずに歩き回ったり、ステッパーを踏んだりしながらするようにしてます。立った状態で作業をすると作業速度が上がったり、脳機能が向上したり、アイデアが出やすくなったりという研究もあるので取っ掛かりとしては非常にオススメです。
まとめ
・ウォーキングレベルの負荷の運動でも身体には様々なメリットがある!
・まずは1日20分のウォーキングから始めてみよう!
・時間のない方は日常の中で立って出来る作業を探してみよう!
こんな感じでごさいます。その2ではウォーキングとメンタルについてまとめる予定。是非お試しあれー!